筒井あやめ

筒井あやめ『目頭を押さえた』バースデー公演観劇レポート、小劇場での本格舞台

シアターイースト

目頭を押さえた 上演時間は2時間

緊急事態宣言が当初の2021年5月31日までの期限が、6月20日まで延長されて、予定通りの開催が行われるのかが懸案だった、筒井あやめ主演の舞台『目頭を押さえて』が日程・開園時間等が変更されることなく6月4日に初日を迎えました。

6月8日のマチネ(昼公演)を観劇しましたので、ここではその舞台公演、及び有観客による上演環境の様子をレポートしたいと思います。

 

14:00開演の部は16:00終演

何時に終わる?(終演時間)

 

舞台は14:00にほぼ遅延なく開演されました。

上演時間はほぼ2時間丁度、休憩なしで行われました。演出上では必然性はないものの休憩を入れるタイミングはありましたが、感染防止を考えると一気上演が最善で、舞台の流れも緊張感が途切れない程よい長さだったと思います。

この日は筒井あやめバースデーということで、ファンの姿も特に多かったのではと思いますが、特に舞台終わりの挨拶もなく通常通りに進められました。何かを期待して足を運んだ輩(自分)は肩透かしをくらいました。むしろ翌日、翌々日のアフタートーク付き公演の方が結果的にはお得でしたね。でもこれは事前には知らされていなかったので想定外でした。

 

アフタートークショーのある公演日

 

舞台『目頭を押さえた』の東京公演ではアフタートークショーが開催されることが急遽決定しました。

 

アフタートークショーの開催される公演日&出演者:

6月9日(水)14:00 横山拓也、筒井あやめ、梶原善
6月10日(木)14:00 横山拓也、金田明子(パンフレット編集)
6月10日(木)18:00 寺十吾、筒井あやめ、山中崇
6月11日(金)18:00 横山拓也、秋田汐梨、枝元萌、山中崇
6月15日(火)14:00 横山拓也、秋田汐梨、林翔太、梶原善
6月16日(水)14:00 筒井あやめ、秋田汐梨、大西由馬
6月17日(木)14:00 横山拓也、ゲスト:角田光代(小説家)
6月17日(木)18:00 寺十吾、筒井あやめ、橋爪未萠里
6月18日(金)18:00 寺十吾、秋田汐梨、林翔太

 

筒井あやめさんの登壇する6月16日(水)14:00 と6月17日(木)18:00の公演分のチケットはまだ残席あるようなのでチェックしてみて下さい。

 

感染対策

入場者

客席は定員通りの入場者数で、前後左右を開けることもなく、びっしりと席は埋まっていました。不安な感じは多少ありましたが、演劇舞台の観劇なので問題はないところだと思います。今回は東京都歴史文化財団、東京芸術劇場の共催公演、施設提供なので、感染予防対策の心配はないと思います。

 

シアターイースト座席表

座席表は基本パターン

今回はパターンAの舞台&座席配置になっています。

 

入場方法

入場時はまず消毒、体温チェック、身分証確認、チケットのもぎりまでが非接触で行われました。チケットの半券は自分でちぎって係員の持っている箱の中に入れます。

 

プログラム販売

ブログラムのブックレットは有料(1500円税込)で販売されています。現金会計のみで、お金のやり取りは行われますが、プログラムの受け渡しはカウンターから自分で取っていくという形式でした。

 

 

 

舞台「目頭を押さえた」上演内容

この舞台の原作の背景、あらすじ、過去の公演記録&キャストについては、こちらの記事にまとめてあります。予習をするのに最適なものになっています。筒井あやめ出演の舞台『目頭を押さえた』の情報をまとめ パルコステージ最新情報

 

本格的な小劇場舞台公演

 

今回の舞台は、小劇場での公演ということもあって、舞台転換のない一幕形式で、ほぼ時系列通りの進行なので、予備知識なしでもわかりやすくなっています。また登場人物がセリフの中には、用語解説的なものも組み込まれていて、舞台をみている観客が置いていかれることのないように配慮された脚本になっています。

 

目頭お抑えたポスター

 

主演二人のコントラスト

 

性格の違う二人が主役で、大きな声で早口でよく喋る(セリフの多い)外向的な性格の中谷修子(秋田汐梨さん)と、物静かで内向的でおっとりとした性格だけど芯の強い杉山遼(筒井あやめ)。

二人のやりとりなどでは筒井あやめさんは自然な発声で、あえて強制的に声の大きさを合わせるような感じがしなくて、かえってそれが二人のコントラストをよりリアルなものにしていたように思います。

筒井あやめさんの『3人のプリンシパル』公演をみたときには、もっと大きな声が話していたので、意図された演出だと思います。

 

常々思っていることですが、舞台で性格や特徴のあまり強くない、物静かな役を演じるのは意外に難しく、存在感が薄くならないよう、それでいてやりすぎない適度さが求められてるように思います。そういう意味では筒井あやめさんは好演。危なっかしさを感じさせる部分もまったくありませんでした。全35公演(東京)のうちまだ5公演目でしたが、残りの公演でもどのように成長していくのかを見てみたいと感じさせてくれました。

 

遼の母は鈴(れい)

舞台中で登場はしませんが、話の中に出てくる、杉山遼の母、鈴は読み方「すず」ではなく「れい」と読みます。予習段階ではふりがながなかったため「すず」として読んでいましたが、舞台では遼の母の名前を、その兄(修子の父)にあたる中谷元が「れい」と呼んでいて、一瞬、個人的レベルで違和感がありましたが、すぐに修正できました。

 

登場人物(読み方)

杉山遼(すぎやまりょう) 筒井あやめ(つついあやめ)

中谷修子(なかたにしゅうこ) 秋田汐梨(あきたしおり)

坂本健介(さかもとけんすけ)-高校の先生:林翔太(はやししょうた)

 

杉山馨(すぎやまかおる)-遼の父:山中崇(やまなかたかし)

杉山鈴(すぎやまれい)-遼の亡くなった母

 

中谷元(なかたにはじめ)-修子の父:梶原善(かじはらぜん)

中谷史子(なかたにふみこ)-修子の母:枝元萌(えだもともえ)

中谷一平(なかたにいっぺい)-修子の弟:大西由馬(おおにしゆうま)

 

藤代琴依(ふじしろことい)-修子の家庭教師:橋爪未萌里(はしづめいゆり)

 

 




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